沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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313)ついに「2倍」達成!!

連日報道されているとおり、
日本株式市場が絶好調である。

本年2月22日、
日経平均株価は、3万9098円で引け、
バブル期であった1989年12月29日の
最高値3万8915円を34年ぶりに更新。

そして、本年3月4日、
日経平均株価は、史上初の4万円台に突入。

今回の日本株式市場の好調ぶりについては、
いろいろな見方があるようだが、
バブル期の実体経済と乖離した株高とは、
基本的には全く違う性質のものと思われ、
今後、日本株式市場は堅調を維持するはず。

今年は、ついに新NISAが始まった。
新NISAで初めて投資に触れた人は、
さぞかし、投資の凄さを実感したのでは。

我が家の上の娘は、
旧NISA時代から、コツコツ投資。

そして、下の娘は、
今春、晴れて社会人になるので、
ついこの前、NISA口座開設を申請。

20代から新NISAがある若者達は、
無理なくコツコツ投資を実践すれば、
老後資金の心配はきっと無くなるはず。

娘達には、シッカリ実践して欲しいね。

さて、かくいう私は、
若い時からお金に関する危機感があった。

弁護士=個人事業主ということなので、
当然、厚生年金も退職金も無い。

確かに、事業所得だけに着目すれば、
給与所得者よりも稼げる時期がある。
だが、その分、取られる税金も多い。

そうだとすると、結局のところ、
最終的に手元に残るお金は僅かなのでは?

しかも、年金も退職金も無いとなれば、
待ち受けている現実は、老後貧乏か?

運良く、ずっと健康で働き続けられれば、
それはそれで、ハッピーであろうが、
普通に考えれば、
いつかは、きっと働けなくなる日が来るし、
稼げなくなる日が早々にやって来る。

その時に、蓄えも年金も退職金も無い!
という事態に至ってしまえば、
想像しただけで、ゾッとするね…。

ということで、私としては、
将来のお金の不安を無くすべく、
年金・退職金・投資の三本柱について、
住宅ローンや教育資金の問題とともに、
40歳までには全て解決しよう!
と決意したのであった。

ざっと、私の過去を振り返れば、
次のような感じかな。

30歳 国民年金基金加入
31歳 住宅ローン設定
35歳 教育積立開始
36歳 純金積立開始
37歳 プラチナ積立開始
39歳 投資信託積立開始
40歳 小規模企業共済加入

今年で、投資開始から20年。
投資信託の積立だけでも17年となる。

株式市場というものは、
長期間で見れば、必ず「右肩上がり」だ。

勿論、短期間なら激しく上下するけどね。

実は、投資信託の積立を開始したのも、
当時、「インデックス投資」を知ったから。

最初に何の本を読んだかも忘れたが、
インデックス投資を勧める本を何冊か読んだ。

これから、何かの本を読もうという人は、
下記、インデックス投資の名著2冊を是非!

「敗者のゲーム」
(チャールズ・エリス著、日本経済新聞出版)

「ウォール街のランダム・ウォーカー」
(バートン・マルキール著、日本経済新聞出版)

そして、いろいろな本を読むにつれて、
私は、その理屈にとっても納得したので、
インデックス投資を始めよう!と決意したのだ。

結局、この判断は正解だったようだ。

ついに、最近の株価好調も手伝って、
投資資産全体の時価が投資資金の2倍!!
に到達したのであった。

私は、月1回、金融資産をチェックしており、
今月、初めて「2倍」を記録した次第。

72の法則と126の法則というものがある。

72の法則は、比較的、有名なもので、
投資資金が2倍の時価に到達するまでに、
○パーセントの運用であれば、○年かかる、
ということを簡単に計算するための便法。

例えば、年間6%で運用できた場合、
72÷6%=12年となるので、
12年後に「2倍」に到達するということ。

留意すべきは、72の法則は、
資金を「一括」投資した場合の話ということ。

普通、一括投資するだけの余剰資金など無い。
だからこそ、多くの人は「積立投資」をする。

そこで、登場するのが、126の法則だ。
これは、積立投資をした場合に、
投資資金が2倍の時価に到達するまでに、
○パーセントの運用であれば、○年かかる、
ということを簡単に計算するための便法。

例えば、年間6%で運用できた場合、
126÷6%=21年となるので、
21年後に「2倍」に到達するということ。

さて、私はと言えば、
最初の投資から20年、
投資信託の積立開始から17年なので、
126÷20年=6.3%、
126÷17年=7.4%となる。

つまり、年間6~7%では運用できた感じ。
まあ、上々の出来である。

ここで大切なことは、
決して「焦らない」ことだ。

株価は短期では大いに変動するので、
投資開始から数年間は、元本割れもある。

その時に決して売却などせず、
コツコツと着実に積立投資を継続すること。

もう、これしかない!!のである。

インデックス投資は、すぐには儲からないし、
最初の数年間は、当然、元本割れもあり得る。

この「元本割れ」の可能性を理解しないと、
元本割れした途端に、急に怖くなって売却!
という最もダメなパターンに陥るのだ。

私も、所得自体は激減しているものの、
徐々にだが、資産が着実に増加しているので、
何とか、心の平穏を保っているところ。

さあ、私も、もう少しの間、
娘たちと一緒に投資を続けていって、
近未来にスタートするセカンドライフに向け、
コツコツと資産増加に努めたいもの。

心穏やかに、心豊かに、
セカンドライフを満喫するためにもね。