沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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275)決断疲れ

まさしく、これだ…。

ここ最近、
夜には、ドッと疲れ果て、
思考が止まったかのごとく、
ひたすらボーっとし、
朝には、1日の予定を見て、
ドヨーンと気が重くなって、
何にもする気が起らない、
なんていう日が何日かあった。

自己分析では、
「決断疲れ」というヤツだ。

人間は、1日に9千回もの
「決断」をするらしい。
勿論、大袈裟なものだけでなく、
些細なもの全てを含めてだ。

今、このブログを書いてるが、
どういうネタを扱うか、
どういう構成にするか、
どういう表現で書くか、
などなど、多くの決断が必要。

そして、その決断の回数が、
1日に1万回を超えると、
「決断疲れ」に陥るらしい。

この「決断疲れ」に陥ると、
脳のパフォーマンスが低下し、
精神的疲労を感じて、
モチベーションが急降下する、
ということのようだ。

つまり、1日の決断の回数が、
「日常の1割増し」
になるだけで、
脳はオーバーワークなんだね。

人間が何かを決断するとき、
脳は必死で情報処理をする。
膨大な情報を整理しながら、
最適解を求めて演算を繰り返す。
結果、脳に疲労が蓄積され、
疲労が限界点を超えると、
脳は自己防衛のために、
自ら働くことを拒絶してしまう。

こうして「決断疲れ」に陥ると、
困難な問題に取り組む気力は勿論、
日常生活を送る気力すらなくなる。

まあ、社会人で50代ともなれば、
「決断」を迫られる場面が増える。
そして、仕事でも、家庭でも、
「最終責任」を負う決断が増える。

私の場合で言えば、
事務所経営者としての決断、
顧問弁護士としての決断、
受任事件の代理人としての決断、
家族を支える者としての決断、
などなど、いずれも重い決断だ。

弁護士の仕事というのは、
「紛争予防・解決のための助言」
が本質なので、
そもそも「決断だらけ」の仕事。

流れに身を任せるだけの
「ルーティーンワーク」
という要素はほとんど無い。

同じような案件に遭遇しても、
この世に2つと同じ案件は無い。
故に、決断は毎回要求される。

ここ最近は、どうも、
その決断を迫られる回数が増えて、
日によっては、
オーバーワークに陥ったようだ。

とは言え、
仕事での決断は必要不可欠。

ならば、些細な決断回数を減らし、
重要な決断をするために
「脳を温存する」
という工夫が必要となってくる。

有名な話では、
スティーブ・ジョブズが、
同じ服ばかりを何着も持っていて、
着る服を選ぶという
「決断を回避」
していたというよね。

脳というのは、
情報を入力するだけで、
勝手に「情報処理」を始めてしまう。
だから、情報を入れない工夫も必要。

電車で移動していると、
スマホゲームに興じる人を見かけるが、
あれなんかも「脳のムダ使い」だ。

勿論、ストレス解消なんだろうけど、
ゲームでも「決断」はしてるからね。

あとは、「判断のルール化」もいい。
要するに「迷わない工夫」だね。

さらには、「重大な決断は午前中」に、
という工夫もある。
ある研究結果では、
午前中よりも午後の遅い時間の方が、
裁判官が「好意的でなくなる」そうだ。

午前中に脳を酷使してしまって、
午後には深く考える気力が無くなる、
ということなのかな?

う~む。
これは、我々には、死活問題だ(笑)。

とにもかくにも、
「決断疲れ」が怖いのは、
「決断の質が低下」すること。

脳が自ら働くことを拒否するので、
あらゆる決断が面倒になり、
「どうでもいい…」と感じて、
普段なら絶対しない選択をする。
結果、悲惨な事故を招くことも。

そう考えていくと、
「何もしない時間」
というのは、とっても大切なんだね。

9月は三連休が2回!
「何もしない時間」を満喫しよ!