沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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87)PFCバランス

 この前も宣言したとおり、今年は、いい加減に「オオカミ中年」を脱するべく、ダイエット実現に向けて動き出そうと思っていたところ、妻から「遺伝子検査を受けてみない?」との提案があった。

 面白そうだったので、早速、夫婦でやってみた。やったのは、株式会社ディーエイチシーの「DHCの遺伝子検査・ダイエット対策キット」というもの。

 やり方は至って簡単。キットに入っている採取棒で頬の内側をゴシゴシするだけだ。後は、生活習慣に関するアンケートに答えて、投函するのみ。

 で、この検査で何が分かるかというと、ズバリ「遺伝子レベルでの太りやすさ(=体質)」である。

 具体的には、3種類の「肥満関連遺伝子」の状態(ノーマルか、塩基配列の片方だけ変異しているか、両方とも変異しているか)から、次の4つの型に分類されるとのこと。

(1)おなかぽっこりの「りんご型」

   =糖質の代謝が苦手。ご飯や甘いものを食べすぎると、内臓脂肪がつきやすい。

(2)下半身どっしりの「洋なし型」

   =脂質の代謝が苦手。脂っこいものを食べすぎると、下半身に脂肪がつきやすい。

(3)一見すらりの「バナナ型」

   =たんぱく質が身に付きにくい。筋肉がつきにくく、一度太るとやせにくい。

(4)体重をコントロールしやすい「アダム・イヴ型」

   =遺伝子レベルでは問題なし。生活習慣さえ気をつければよい。

 上記の4つの型のうち、アダム・イヴ型以外は、肥満関連遺伝子に何らかの変異があるとされ、体重をコントロールするのが難しい体質とされる。

 要するに、自分自身の遺伝子レベルでの体質を把握しておかないと、ダイエットをする上でのポイントを外してしまうことになるというワケだ。

 で、私はどうだったかと言うと、案の定(?)「りんご型」であった。つまり、炭水化物(糖質)で太るタイプなので、人よりも炭水化物(糖質)の量を抑え気味にしなくてはならないらしい。

 今回の検査をやってみるまで、太る・太らないは、単純に、

     総摂取カロリーと総消費カロリーの差(=量の問題)

だけの問題だと思い込んでいたのだが、どうやら、

     総摂取カロリーに占める栄養素の内訳(=質の問題)

も大事なようだ。う~む、本当に勉強になった。

 そこでポイントになってくるのが、PFCバランスである。PFCというのは、3大栄養素のことで、次のとおり。

     P=Protein(たんぱく質)

     F=Fat(脂質)

     C=Carbohydrate(炭水化物)

 一般的には、カロリーベースで、PFCバランスは、

     P=15%、F=25%、C=60%

が理想的とされる。

 ここで要注意なのは、これはあくまでもカロリーベースということ。

 ざっくり言えば、

     P=4kcal/g

     F=9kcal/g

     C=4kcal/g

なので、1日の総摂取カロリーを2000kcalと仮定するならば、

     P= 300kcal= 75g

     F= 500kcal= 55g

     C=1200kcal=300g

という配分になる。

 ちなみに、1日に必要な摂取カロリーは、適正体重×体重1kg当たりの必要カロリーという式で算定するそうだ。

 適正体重は、身長(m)×身長(m)×22という式で算出する。

 私の場合は、1.74×1.74×22=66・6kg(!)

 おいおい、一体どんだけ痩せにゃいかんのよ……。

 で、体重1kg当たりの必要カロリーは、我々のような事務職の場合、大体30kcalだそうだ。

 と言うことは、1日に必要な摂取カロリーは、ちょうど2000kcalということになる。

 ところで、私の場合は、炭水化物を控え目にしないといけないので、

     P=25%、F=25%、C=50%

という配分にしないといけないらしい。

 つまり、少なくとも、炭水化物の摂取カロリーを200kcalは減らす必要があるということ。と言うことは、ズバリ「ご飯1膳分」である。

 そこで、1ヶ月ほど前から、夕食時のご飯一膳をカットすることにした。もちろん、運動も併せて実行したが、結果は物の見事!!

 何と、この1ヶ月で4~5kgほどのダイエットに成功したのだ!!

 この調子でいけば、年内に10kgのダイエットも夢ではない!!

と、安心するのはまだ早かった……。

 よく読むと、「りんご型」の欄には、こうも書かれていたのだ。いわく、「りんご型は最も早くダイエットの効果があらわれます。ただし、そこでダイエットをやめてしまうとリバウンドしやすいので注意。」と……。

 なるほど、そういうことか……。

 前回は、一時の成功にスッカリ浮かれてしまい、その後の継続を怠ったから、分かり易いまでの見事なリバウンドをしてしまったというワケだったのだ。

 要は、痩せやすい分、浮かれることなく、ダイエットを続けるしかないということだ。

 まあ、今年は、シッカリと地道な努力を継続して、毎年秋に受診する人間ドックでは先生をアッと驚かせたいものだ。

 そう言えば、我が家では、妻が私の肥満を気遣ってか、揚げ物などの脂っこいものは控えてくれていたのだが、何のことはない、私は、ご飯や芋類だけで太り続けていたという話だ。

 ちなみに、妻は、脂っこいものがダメな「洋なし型」であった。

 つまり、我が家の食卓は、妻を太らせず、私だけを太らせる「妻に最適の献立」だったということだ。

 10年以上前から、しきりに妻が「毎日同じもの食べてるのに、何であなただけ太るんだろうね?」と不思議がっていたが、これで、ようやく長年の謎が解けた…。

 今後は、この診断のお陰で、効率的なダイエットができそうだ。

 これは、本当におススメ!!