沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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179)それぞれの節目

いよいよ、2015年度(平成27年度)のスタート!

私の、長~~く感じた(笑)会長職も、ようやく終了した。
そして、我が子らも、それぞれの節目を迎えた。

まずは、下の子。
小学校を無事卒業し、地元の公立中学校へ進学。

上の子が中高一貫の進学校へ行っているので、一応、親としては、環境だけは整えておこうと思い、上の子と同じ塾へ通わせていた。
………が、本人は、相当に悩み続けていたようだ。
そもそも、上の子とは、性格が「真逆」(ホントに笑っちゃうくらい…)で、上の子と比較されながら、同じ道を歩むこと自体がイヤだったんだろうね。

で、ある日、泣きながら、「塾をやめたい」と親に訴えてきた。

まあ、我々夫婦としては、子に何かを「押し付ける」つもりは毛頭ない。
いろいろな事を本音で語り合った挙句、子の訴えが「本気」であることを感じ、長年指導して頂いた先生に御礼と御詫びを申し上げて、塾をやめさせることとした。

その後、下の子の「イキイキ」としたことといったら(笑)。

卒業式の日、下の子が書いたという手紙を学校から頂いた。
その中に、「塾をやめてから、毎日に色がついた…」というくだりが……。

ホロッときた……。

正直、親として、もう少し早く気付いてあげるべきだったと思うと同時に、塾をやめさせてホントに良かったなあと感じた。

次に、上の子。
中高一貫校の高2となった。
進学校なので、高2で、高3までのカリキュラムを終了し、高3は受験勉強一本。

で、本人なりに悩んだ末、3歳からずっと続けてきたピアノのレッスンをやめることに。

上の子の毎日は忙しい。
山ほど出される宿題に加え、塾にも通い、ピアノのレッスンも受け、そして、バスケ部のクラブ活動だ。
土日は、塾と部活と宿題で完全につぶれる。

まあ、ピアノだけでなくて、部活だって「やめてもいいのに」とも思うが、体を動かすことで気分転換にもなるらしい。

ただ、14年間もピアノをやり続けてきたのは、
間違いなく、上の子の「財産」になっているはず。

親バカではあるが、上の子のピアノのレベルは相当なもの。
大人になってから、趣味として続けていくには、十分すぎるクラスだし、思わず、うらやましいっ!!と思ってしまうほど。

私も、何年か前に、趣味にしたいと思ってサックスを購入したけど、忙しさを言い訳にして、全くの「手つかず状態」だもんなあ……。

上の子の結婚式にでも、ピアノとサックスで共演!
っていう感じを、ホントは目指したいんだけどねえ(笑)。

最後に、私。
弁護士会の会長任期も終了し、気持ちいい解放感に浸っている。

とは言え、弁護士関係だけでも、下記6つの公職を務めることが決まっているので、
まだまだ「奉仕」の日々(笑)は続きそうだ。

1)三重弁護士会 常議員会 議長
2)日本弁護士連合会 監事
3)三重弁護士会 司法修習委員会 委員長
4)三重弁護士会 会館建設委員会 委員長
5)三重弁護士協同組合 専務理事
6)日本弁護士国民年金基金 推進委員

1)会社組織で例えれば、会長=代表執行役、副会長=執行役という感じなので、常議員会というのは、「取締役会」のようなもの。
弁護士会における重要な意思決定をするとともに、執行部を監督するという役目だ。
常議員会では、前年度会長が「議長」を務める慣例ゆえ、これは当初から想定済み。

2)日弁連の監事というのは、監査役のようなもの。
関東(3名)・中部(1名)・近畿(1名)の各ブロックからの推薦弁護士で構成されるが、これは、どうも「当たりくじ」を引いてしまったようで、完全に想定外だった。
年間6回ほど、監査のために東京出張することになりそうだ。

3)三重弁護士会には22の委員会があり、各弁護士は、2~3の委員会に所属する。
司法修習委員会は、裁判所・検察庁と連携しながら、司法修習生(法曹の卵)の指導・監督をしていく委員会である。
同委員会の委員長は、会長経験者でなければならないという不文律があるようで、前委員長から、「早く会長になって引き継いでくれ」と言われ続けていた関係もあり(笑)、想定済みの就任となった。
この委員会も、年間6回ほどの東京出張があるようだ。

4)会館建設委員会の委員長は、会館建設用地を取得した前年度会長として、会館がキチンと建つまでは「責任を取れ!」ということで、自然の流れ(?)で就任した。
まあ、頑張ります!!

5)弁護士協同組合というのは、弁護士会とは違う組織。

簡単に言えば、弁護士会というのは、「司法の一翼としての弁護士」に照準を合わせた組織であり、極めてパブリックな存在だ。
弁護士法31条でも、弁護士会は、「弁護士及び弁護士法人の指導、連絡及び監督に関する事務を行うことを目的とする。」と規定されている。

弁護士会が非常にパブリックな存在であるが故に、普通の業界団体のような経済活動や政治活動は行いにくい。

そこで、弁護士会とは別に、「職業人としての弁護士」に照準を合わせた組織として設立されたのが弁護士協同組合だ。
協同組合定款1条には、協同組合は、「組合員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を図ることを目的とする。」と規定されている。

ちなみに、弁護士会とは別に、政治活動をする組織として、弁護士政治連盟がある。

私は、平成23~25年度まで、協同組合の専務理事の立場にあったが、弁護士会の会長就任に伴い、先輩弁護士にピンチヒッターをお願いし、会長退任を迎えたので、お約束通り、専務理事に返り咲いたという次第。
専務理事は、理事長を補佐して常務執行の役目を担うナンバー2の役職だ。

6)日本弁護士国民年金基金というのは、25ある職能型国民年金基金の1つ。
弁護士以外にも、医師・歯科医師・薬剤師・税理士・司法書士・社労士・損害保険代理業など、いろいろな職種の国民年金基金が存在する。

言うまでもなく、弁護士のような自営業者は、厚生年金制度には加入できない。
もちろん、当事務所の事務員は、厚生年金にシッカリ加入しているが、事業主である私は厚生年金には加入できないというワケ。
そこで、厚生年金に代わるものとして、自営業者が任意で積み立てるのが国民年金基金である。

厚生年金も退職金も無い自営業者としては、老後の不安を払拭するためには、利用できるものは何でも利用した方がよかろう。
私も、ペーペーの弁護士時代から、この国民年金基金には加入している。
そして、退職金制度に代わるものとしては、小規模企業共済に加入している。

本年度務める公職の中では、この基金の推進委員だけが、唯一「ラク」かもね(笑)。
基金の人に見られたら、怒られそうだけど……。

ということで、本年度も、東京出張はありそうなのだが、いずれも「日帰り」でOKそうなので、さほどの負担感は無い。
それに、何と言っても、ありとあらゆる問題の「最終判断」と「結果責任」を負わなければならない立場から解放されただけでも、こんなに気の楽なことはない。

私は、今年で弁護士19年目。
60歳でセミ・リタイヤし、65歳でフル・リタイヤするのが私の理想とするところなので、
今年が、まさに弁護士人生の「折り返し点」という節目だね。

ということで、本年度は、ほどほどに公務をこなしながらも、気持ちよく本業に邁進したいもんす。

と、その前に、まずは、1年間ほったらかしにしていた家族サービスに励まねば。
てなワケで、今度のGWは、パーッと家族旅行で羽を伸ばしてきます!!