沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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165)上半期終了!

昨日は、二女の小学校最後の運動会ということで、久しぶりに、妻の父母も含
め、家族みんなで、ワイワイと楽しい時間を過ごすことができた。

やっぱり、我が子の成長を実感するっていうのは、いいもんだねえ。

で、小学校も残りわずか半年。
ホントに、月日の流れるのは、早いもんだ。
思わず、ジーンとしてしまった。

そして、早いと言えば、あと2日で、平成26年度の上半期も終了!

今年は弁護士会の会長職という重責を担わせて頂いているワケだが、もう任期
の半分が終了しようとしているんだね。

こういうもんは、いざ振り返ってみると、とっても早く感じるものだが、やっ
ている最中は、ホントに無我夢中だから、半期を振り返るだけでも、いろいろ
な事が凝縮されていて、とっても濃密な時間を過ごさせてもらっているなあ、
なんて思う次第。

会長の仕事は、誤解を恐れずに、もの凄く大雑把に言ってしまえば、(1)意
思決定、(2)会内調整、(3)会合出席の3つに集約される。

中小企業の社長と同じだから、当然の内容だろうとは思うが、最初に驚かされ
たのが、会合出席に伴う出張の多さである。

三重県内や名古屋あたりでの会合出席なら何てことはないが、とにかく、泊ま
りがけの出張がやたら多いのだ。

会長の出席が必要不可欠ではない会合については、副会長にも適宜分担して出
席してもらっているが、それでも、年間で予定されている私の出張回数は19
回、日にすると40日にも及ぶ。

で、この上半期で10回、22日の出張を消化したことになるのだが、10月
は、函館に4日、東京に2日、金沢に2日の出張が予定されている。

もちろん、出張慣れしているような人であれば、ご当地の美味い物に舌鼓を打
ちつつ、それぞれの地で観光を存分に楽しんで、ちょっとした「小旅行」を満
喫するんだろうけどね。

でも、私なんぞは、元来の貧乏性ゆえか、貯まっている仕事がどうしても気に
なるし、家族にも早く会いたいし、なんて思ってしまうもんだから、いつも、
ホテルと会合場所を行き来するだけで、全国どこに行っても、何ら変わり映え
しない感じなんだよねえ(笑)。

まっ、そんなことはさておき、会長になって思ったことは、意思決定者たるも
の、何よりも「いつでも連絡が取れる状態」に身を置いておくことが肝要だと
いうこと。

事務局にしても、会長が捕まらないというだけで、適時に必要な決裁がもらえ
ず、大騒ぎになってしまうことがあるんだよね。
これは、私が実際に体験したということではなく、日々の決裁業務を通じて、
おそらく、そうなるだろうなあ、とシミジミ思うこと。

この点は、小さな法律事務所の経営だけをしてきた一弁護士としては、なかな
か、切実には実感できなかった点だ。

幸い、今の世の中は、メールという便利なものがあるので、当会でも、会長・
副会長・事務局をつなぐメーリング・リストの活用で、ほとんどの案件が処理
できるので、ホントにありがたい限りだ。

先週末現在、メーリング・リストのカウント数は「922」。
いやいや、なかなかの活用頻度だねえ。

日々訪れる案件を、重要度・緊急度で分けると、実は、緊急度が高くて、しか
も、重要度も高い、なんていう案件は、めったに無い。

ほとんどの案件は、重要度は高くないが、緊急度が高い案件。
つまり、適時に処理すれば、何の問題もない案件ということ。

ところが、これをしばらく「放置」してしまうと、とんでもない「クレーム案
件」となって、結果的に「重要度も緊急度も高い」案件となってしまうんだよ
ねえ。

また、緊急度は高くないが、重要度が高い案件というのも結構ある。

このような案件は、重要度が高いだけに、一朝一夕では遂行できない高レベル
の案件であることが多い。

となると、かなり前々から計画的に段取りを組んで遂行していかないと、結果
的に「時間切れ」となり、やはり「重要度も緊急度も高い」案件と化してしま
うのだ。

会長という立場を与えて頂いたことで、一弁護士とは違った視点で物事を見る
ことができ、貴重な体験をさせて頂いている。

いやあ、ホントにありがたいことだ。

そして、この体験は、きっと今後の弁護士・中小企業診断士業務にも活きてく
るに違いない。

何しろ、士業は、技能だけでなくて、「全人格」こそが商売道具だからね。