沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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132)新生ソレイユ!!

 ふい~~っっ…。
 8月は、本当に目が回る忙しだったなあ。
 結局、ブログも旅先で1回書けただけ。
 

 まあ、弁護士の場合、仕事量を年間通じて「平準化」するというのは難しいので、これはこれでやむを得ないんだけど、それにしてもなあ……とぼやきたくなるほどの忙しさだった。

 いやいや、仕事があるっていうこと自体、心底ありがたいことなんだよね。
 感謝・感謝・感謝。

 さて、そんなこんなで、嵐のような8月が過ぎ去って、早いもので、今日からは9月。

 今、自宅でこのブログを書いているんだけど、久しぶりの「家でのんびり」の時間だ。

 私の「安らぎ」の時間は2つ。

 1つは、家族と過ごす時間。
 そして、もう1つは、家でゴロゴロしながら読書三昧する時間。

 そうなんだよねえ。
 この8月は、読書する時間すら全く無かったもんなあ…。

 8月末の金曜・土曜は、名古屋で弁護士会の研修があったので、久しぶりに本屋を「散策」してみた。
 何でもないことだけど、久しぶりにリラックスした時間だった。

 ふと、行きつけの書店カードを見てみると、何と7月20日から全く本屋に行ってなかったことが判明。
 私は、暇さえあれば本屋を散策したいタイプなので、7月下旬~8月の忙しさは、我ながら「異常」だったんだねえ。

 さてさて、ガラリと話題は変わるが、この9月、ソレイユ経営法律事務所がリニューアルとなる。

 ソレイユ経営法律事務所に、澁谷郁子(しぶや・いくこ)弁護士が加入したのだ!
 これで、当事務所も弁護士2人体制となったワケだ。

 当事務所は、事務所名に「経営」という言葉が入っているとおり、経営問題も法律問題も「トータルにサポートしますよ!」という思いがあるのだが、やはり、離婚問題などで悩む個人の方が「飛び込み」でいらっしゃるには、その名称からして「違和感」があるに違いない。

 この点は、当初から想定していたことで、そうなることはやむを得ないと考えてのことだったが、女性弁護士の加入により、個人の方が「飛び込み」でいらっしゃることに抵抗のない事務所へと進化していきたいものだ。

 で、当事務所に加入することとなった澁谷弁護士を簡単に御紹介しておこう。

 京都大学及び名古屋大学法科大学院を卒業後、司法試験に合格し、平成22年に弁護士登録した才媛である。
 実は、司法修習生時代は、私が弁護実務修習の指導担当であった。
 当時から、その優秀さは抜きんでていたが、何よりも、誠実な人柄と優れたバランス感覚を持ち合わせており、法曹としての資質は十分と感じた。

 弁護士登録後、某法律事務所にて3年間の弁護士実務を経験し、十分なキャリアを持って当事務所に加入してくれることとなった次第で、これからの「新生ソレイユ」を力強く牽引してくれるものと期待している。

 当事務所は、「個人の皆様に対するリーガル・サポート」(法律問題のサポート)と「中小企業の皆様に対するトータル・サポート」(法律問題・経営問題の総合サポート)を標榜しているワケだが、澁谷弁護士の加入により、とりわけ、「個人の皆様に対するリーガル・サポート」(法律問題のサポート)がより一層充実していくであろうことを強く確信するものだ。

 そして、女性弁護士の加入で、当事務所は、ソレイユ(太陽)の名に相応しく、ますます「温かくて明るい」事務所へと発展していくに違いない。

 ところで、金曜日・土曜日に開催された研修で、40年以上に渡って刑事裁判官を務められた講師(=弁護士・大学院客員教授)が、含蓄のある言葉を仰っていた。

 いわく、「裁判官と弁護士の違いは?」との問いに対する答え。

 裁判官が、無罪と結論づけるのは、証拠上有罪にする決め手が無い場合がほとんどで、本当に「無実」であるとの確信がない場合がほとんど。
 だが、弁護士の場合、本当に心底「この人は無実だ!」と確信できる場合がある。

 この点が、裁判官と弁護士では決定的に違う、と。

 その講師は、裁判官時代、無罪を勝ち取るために手弁当で奔走する弁護士たちを見て、「なんで、あんなに必死で頑張るんだろう?売名行為なんだろうか?」と不思議に思っていたそうだ。

 だが、弁護士となった今、「この人は無実だ!」と確信できるからこそ、無実の人を間違っても「冤罪被害者」にしてはならない!という純粋な正義感が、弁護士を手弁当で奔走させるモチベーションの源になっているんだ、ということがハッキリ分かったのだと言う。

 この裁判官と弁護士の違いは、端的に言えば、依頼者との「距離の差」から生じる。

 弁護士は、依頼者と最も近い距離で、依頼者と「伴走」していくサポーターである。

 依頼者は、弁護士を「最後の拠り所」として、藁にもすがる思いで助けを求めてきている。
 弁護士が依頼者を信じ、依頼者の唯一の味方になってあげなければ、依頼者は救われようがないということだ。

 今後、澁谷弁護士の加入により、当事務所の仕事は2人でシェアしていくことになるので、今までのような「とんでもない忙しさ」は若干緩和されるであろうし、1件あたりに費やすことができる時間も増大するに違いない。

 その意味で、当事務所の理念とする

 
《クライアントの皆様お一人お一人に、最上級の「安心」と「納得」をお届けする》

ということが真に実現されるよう、当事務所一丸となって尽力していきたい!!

 
 と言うことで、女性弁護士が加入した「新生ソレイユ」に乞うご期待!!といったところだ。 

 でも、まあ、よく考えると、私の場合、公私ともに周りは女性ばかりだなあ。
 う~む、全く意図していないことなんだけどね(笑)。

 まあ、そのお陰で、変にギスギスせずに、穏やかな心境をずっと保てるということなんでしょうかね(笑)。