沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
  • アーカイブ

  • 法律相談
  • 顧問契約

226)スケベ・わがまま・ケチ

「ん?うちの取引先の社長のことか?」
と思った人が多いのでは?(笑)。

実は、これこそ、「社長として成功できる才能」なんだそうだ。

元ネタは、「会計天国」(竹内謙礼・青木寿幸著、PHP文庫)という本。
著者は、経営コンサルタント(竹内氏)と公認会計士(青木氏)のコンビで、
小説風になってはいるが、経営や会計のことを勉強するための本だ。

その中で、経営コンサルタントの「北条」が、
「北条さんが考える、社長として成功できる才能って、何ですかね?」
との問いに、
「スケベでワガママでケチってことだ。スケベは欲望が強いこと。
ワガママは自己実現の力の強さを意味して、ケチはコスト管理に長けているってことさ。」
と回答するくだりがある。

要は、
「欲求が強い」(スケベ)
「意志が強い」(わがまま)
「数字に強い」(ケチ)
っていうことなんだろうね。

資本主義社会でのビジネスというのは、他者との競争である。
競争を勝ち抜くためには、
その原動力となる強い「欲求」があり、
少々のことでは挫けない強い「意志」があり、
確実に利益を生み出す優れた「経済感覚」が必要だ。

だから、
「スケベ・わがまま・ケチ」
と聞いて、多くの人が「中小企業の社長」を思い浮かべるっていうことは、
確かに、「成功する資質」としては、一理あるのかも知れないね。

まあ、三重の弁護士でも、何人かは思い浮かぶしね(笑)。
それに、顧問先の社長にも、バッチリ当てはまる人、いるよねえ(笑)。

で、自分自身を顧みると、
「意志が強い」と「数字に強い」は、何とかクリアーできるとして、
弁護士として20年が経過しようとしている今、
弁護士としての原動力たる「欲求」が、
やや弱まってきつつあるかもなあ、なんて感じていた時期であった。

換言すれば、恵まれ過ぎた20年だったんで、
この先、なおも「上を目指す」というモチベーションが湧いてきにくかったのだ。

だが、有り難いことに、
当事務所は、来年以降、大きな「転換期」を迎える。

弁護士・事務員それぞれ1名ずつ増員ということだが、
やはり、こういう転換期を迎えると、俄然、やる気が漲ってくるもんだよね。

「組織は戦略に従う」と言われる。
そして、
「戦略は組織に従う」とも言われる。

弁護士3名・事務員3名体制により、
より一層、充実した顧客対応ができるようになれば最高だし、
何よりも、当事務所内部の全員が「気持ちよく」働けること、
そして、その先の「幸せを満喫する」ことこそが、至上命題だ。

思い返せば、私自身、約5年おきに、何らかの「転換期」を迎えてきた。
うまい具合に、その都度、モチベーションが上がるんで、
これまで、飽きることなく、突っ走ってくることが出来たんだよねえ。

40歳を超えてから、いろいろな資格に挑戦し続けたのも、
「マンネリ化防止」には、大いに役立った気がするしね。

さてさて、新たな「転換期」を迎えて、
少なくとも、今後5年くらいは、とっても新鮮な気持ちで楽しめそうだ。

そして、5年もすれば、今度は、我が家も転換期を迎える。
下の子も一人暮らしを始めて、ひょっとすると、我が家は「夫婦2人」生活になるかも!
まっ、それはそれで、これまた「新鮮」ですかね(笑)。