沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

  • 最近の投稿

  • カテゴリー

  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
  • アーカイブ

  • 法律相談
  • 顧問契約

110)大晦日の「望年会」

 今日は、クリスマス・イブ!!
 子供たちにとっては、さぞかし、楽しみな「プレゼントの日」だろうが、私はと言えば、休日ということもあり、「あと1週間で今年も終わりかあ~」なんて、思わず感慨深い心境になってしまう、今日1日であった。

 今年は、6月1日に新事務所をオープンして以来、アッという間の7か月間であった。
 お陰様で、旧事務所時代よりも忙しく仕事をさせて頂いた感じだ。
 まだチャンと集計していないが、売上も過去最高となる見通しだ。
 本当に有難い限りである。

 有難いと言えば、経営者の方々とのお付き合いが、ホントに有難い!

 2012年12月21日、某顧問先の忘年会に御招待頂いた。
 そう、この日は、マヤ暦で言うところの「世界滅亡の日」である(笑)。

 この日に忘年会というのも「さすが、洒落てるなあ~」と思ったが(笑)、それはそれは、楽しい忘年会であった。

 もちろん、世界が滅亡する気配すらもなく、現に、今日も世界は安泰なワケだが、マヤ暦の長期暦は、5126年で「暦が1周」するのだそうだ。
 言ってみれば、12月21日が大晦日で、12月22日が元日という話。

 そうかあ。
 5126年ぶりの「大晦日」の日に、5126年ぶりの「元日」を望んだ「望年会」をドンピシャで開催できるなんて、ホントに幸せなことだ。

 その望年会には、社員のご家族も参加され、私の家族も御招待頂いたのだが、社長を中心とした社員の仲の良さ、団結力こそが、同社の業績好調を支えているのだと改めて確信した次第。

 本当に素晴らしい会社だ。

 私も事務所経営者として、家計を支える者として、今後も、シッカリとマネージメントをしていかねばなるまい。

 家計を支える者としては、子供たちが「自立」するまでの万全の環境づくり、そして、妻と過ごすことになるセカンド・ライフを満喫できる環境づくり、この2つが大きな仕事だ。

 弁護士の中には、死ぬまで現役!を信条として弁護士業を全うされる方もいらっしゃるが、私は、体が動くうちにフル・リタイアして、セカンド・ライフを妻と満喫したいと思っている。

 できれば、60歳でセミ・リタイア、65歳でフル・リタイアというのが私の理想とするところだ。

 セカンド・ライフを考えた場合、我々のような個人事業者には、退職金も無ければ、厚生年金も無い。
 まずは、この問題をどうするかである。

 だが、この2つの「無い」を手当てすべく、チャンと公的な制度が用意されているので、ありがたい話だ。

 
 まず、個人事業主の退職金をカバーするものとして、独立行政法人中小企業基盤整備機構が行う「小規模企業共済」という制度がある。
 要は、自分で自分の退職金を積み立てていく制度だが、掛金が所得控除の対象となっていて「非課税」であるから、税金分が丸ごと利息みたいなもので、メチャメチャお得な制度である。
 もちろん、私も加入している。

 次に、個人事業主の厚生年金をカバーするものとして、国民年金基金という制度がある。
 これには、各都道府県に設立された「地域型基金」と25の職種別に設立された「職能型基金」とがあり、弁護士は職能型に含まれているので、私も、日本弁護士国民年金基金というものに加入している。
 これも、掛金が非課税なので、入っていて損はない制度である。

 というワケで、金額は少ないが、一応、「退職金」も「年金」も何とかカバーは出来たはず。

 さて、後は、セカンド・ライフ資金を如何に「貯めていくか」である。

 よく言われるのは、手取り収入の「3割貯金」を目指そう!ということ。
 実際、3割というのは相当キツイ気がするが、なぜ、3割かと言えば、3割貯金をすれば、老後も現役並みの生活ができるからである。

 例えば、22歳~65歳の43年間、手取り収入の3割を貯金したとすると、現役時代の手取り年収の13年分の貯蓄が出来る計算になる。
 もともと、現役時代は、手取り年収の7割で生活してきたワケだから、老後の18年間(65歳~83歳)は現役並みの生活が維持できるという計算だ。

 だが、実際のところ、老後は、固定費も変動費も相当に減る。
 人生の3大資金(住居費・教育費・老後費)のうち、住居費と教育費については、現役時代に完了していることが多いし、老後になれば生命保険も不要、車両費も不要、遊興費も夫婦2人分だけでいい、というように、消費自体が相当に縮小するはずなのだ。

 従って、本当に「3割貯金」が実現できれば、年金・退職金は完全に「余裕資金」になるだろうし、100歳くらいまで長生きしても経済的な心配は一切ないに違いない。

 と言うことで、わが身を振り返ってみて、この「3割貯金」が出来ているのだろうか。

 自営業の場合、そもそも、手取り収入を正確に算出するのは不可能に近い。
 だが、近似値ということで言えば、
    手取り収入=事業所得+減価償却費~税金~社会保険
ということになろうか。

 おお~!
 なんとか、ここ最近は、3割貯金が出来てそうだぞ!

 まあ、貯金とは言っても、今の時代、いろんなモノに分散した方がいいワケで、単なる貯金ではなく、投資という意識を持つことが必要なのだが。

 セカンド・ライフ資金のための投資は、ギャンブル的要素を一切排除して、「長期・分散・積立」が大原則である。

 私も、拙い知識を活用して、いろいろなモノに分散投資している。
 まあ、元手を増やそうなんて期待してないけどね。

 さて、一応、セカンド・ライフ資金を作る「仕組み」だけは出来上がったので、後は、シッカリと事務所経営をして、収入をチャンと確保することだな。

 結果的に、貯金を取り崩して投資をしていた、なんてことになったら、ホントにバカだからね。