沈思雑考Blog

ソレイユ経営法律事務所の代表である弁護士・中小企業診断士
板垣謙太郎が日々いろいろと綴ってゆく雑記ブログです。

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57)親子で合格!!

 今日(1月12日)は、娘の中学受験の合格発表日…。

 本人も妻も、朝早くから目がバッチリ覚めて、ほとんど眠れなかったらしい。
 妻などは、朝から「ああ、心臓がいたい…」と連発している。
 私も、昨日くらいから何だかソワソワ……。ずっと落ち着かない。
 我が家で、いつもどおりなのは、下の子ただ1人(笑)。

 合否の結果は、速達郵便で自宅に届くことになっていたが、娘が学校から帰宅するまでは開封せず、本人に開封させることにしていた。
 開封後は、直ちに私に連絡が入ることに…。

 試験直後の娘の満足そうな顔を見て、ちょっとは「大丈夫かな」という期待はあったものの、やはり合格を確認するまでは、何とも言えないモヤモヤ感がずっと続いていた…。

 そして、午後3時過ぎ、私の携帯のバイブが…。
 だが、私は顧問先企業との会議中ゆえ、出るに出られない。
 そして、ほどなくして留守電にメッセージが…。

 会議のちょっとした合間に、メッセージを聞いてみると、
  「パパ、○○中学、受かったよ……。」と絞り出すような涙声……。
 私も、思わず涙ぐんでしまったが、まだ仕事が続くので、ここはガマン・ガマン……。

 1時間半ほどして会議が終了し、オメデトウと言ってあげたくて、自宅に電話してみた。
 ところが、妻が出て「もう遊びに行っちゃったよ。」と…。ガクッ…。

 さすがは小学生!なんと切り替えの早いこと…。

 う~む。私も、感動の瞬間に立ち会いたかったなあ。ざんねん…。

 思えば、昨年の秋頃までは、合格は相当ビミョ~な感じだった。
 私も、これではイカンと思い、直前期の追い込み計画を作り、私自身の受験(10月24日)が終了してからは、可能な限り毎日、娘が苦手な算数と理科の「家庭教師」を務めることとした。

 で、どうにかこうにか、11月以降、娘もかなり「本気モード」になってくれて、何とか、ギリギリ滑り込めた感じ。

 直前期の娘のガンバリを側で見てきただけに、親としても、涙モノだ。

 中学受験というのは、ある意味、最もキツイ試験だろう。
 高校受験や大学受験に比べて、受験生である本人自体が、あまりにも子どもである。そもそも、モチベーションを上げること自体が難しい。
 まだ世の中のことを何も知らない子どもに、受験の「意義」を理解させることなど、まあ不可能な話だ。

 しかも、大学受験や資格試験と違い、浪人して「リベンジ」にかけるという選択肢すらないし。
 正真正銘の一発勝負である。

 私も妻も、娘が嫌がるなら中学受験は無理にはさせまいと思っていたが、どういう訳か、娘自身が中学受験に「前向き」だったので、この点は、本当にありがたかった。

 まあ、何にせよ、これで、我が家にも、ようやく遅めの「正月」がやって来た感がある。

 下の子の中学受験まで4年、上の子の大学受験まで6年、しばらくは、このドキドキ感を味わわなくてすみそうだ。

 そして、めでたいついでに申し上げると、今日から遡ること6日(1月6日)、私が1度は苦い思いをした中小企業診断士の2次試験の合格発表があり、娘に先んじて「合格」を手にすることができた。

 そう、ありがたいことに、
   親子で合格!!
という結果を新年早々に頂戴できたわけだ。

 ちなみに、この中小企業診断士という国家資格、合格すればお終いではなく、合格してから3年以内に「実務補習」というものを受けないと経済産業省への「登録」ができない仕組みになっている。

 私の場合、今年の2月~3月に実務補習を受けるつもりだ。

 実務補習は、教官の指導のもと、実際の企業を5人くらいのチームでコンサルするというもの。
 日程は、名古屋地区の場合、
  金・土・(中6日)・土・日・月
という11日間が1セットとなっている。

 つまり、11日間のうち、最初の2日と最後の3日は終日拘束され、平日も2日は仕事を休まねばならない。
 中6日は、各自で担当分野をコツコツとレポートにまとめる作業期間だ。本業が忙しいと、徹夜で作業ということも珍しくないらしい。

 この11日間の1セットを3セットこなしたら、晴れて「登録」となる。

 まあ、考えてみれば、強制的に実務チックなことをさせてもらえるなんて、本当にありがたいことだ。
 コンサルファームにでも勤務していない限り、試験に合格しただけの者がすぐにコンサルを体験できるチャンスなんて、そうそうあるもんじゃないし…。

 ただ、見方を変えれば、実際の企業にとっては、試験に合格しただけの「素人」とのやりとりに付き合わされるのであるから、我々としては、貴重な時間を割いて頂くことに対する「感謝」の念をもって、何よりも「誠実さ」だけは示さねばならないだろう。

 今から、楽しみであるとともに、身の引き締まる思いだ。

 ということで、ありがたくも、新年早々「親子で合格」という最高の「お年玉」を頂戴できた。

 いい年の親父が朝起きて勉強していた姿勢や「合格」という結果が、娘の直前期のガンバリに拍車をかけることが出来たようなので、私自身も再チャレンジをして本当に良かったと思う。

 昨年来、是非とも、このタイトルでブログを書きたいと思い、今日という日が来るのを心待ちにしていたので、感無量である!!

 今年は、我が母校の早稲田大学も3大駅伝3冠を果たしたことだし、まさに、干支のとおり、大きく「飛躍」できそうな予感。

 中小企業診断士という資格の詳細は、次回のブログに譲るとして、今日のところは、仕事のことも忘れ、しばし、いい気分に浸ることとしよう。

 ふいいーーっっ………。
 それにしても、一気に体の力が抜けた~~。